「真理の御霊」

最後の審判(次元上昇)を超えるために1999年からひふみともこさんに下ろされている神示をお伝えします

自分を愛し、自分の価値を認め、自由意志を持つことが原点

 

さまざまな理由によって、あなた方の意識には分厚くて重い霧のようなものが覆いかぶさっています。多くの人間は誕生と同時に、まず人生の喘ぎを体験します。あなた方は子ども時代からそのほとんどを、生きることが理屈に合うように努力を重ねます。そしてあなた方が教わることは、この人生には何の意味も目的もないということであり、さらに多くの恐怖を植え付けられます。何年も続く学校生活では、どんなものともつながりのない単なるデータを記憶させられ、「分離」という祖先から受け継いだ限界ある思考パターンを押し付けられます。つまりすべては分離しており、どんなものにも意味はなく、すべては偶然によって展開していくと教えられるのです。

 


ほとんどの場合、あなた方の祖先にもこうした考え方がコード化されています。
それでもいつの時代にも、異端者と呼ばれる人々が存在しました。あなた方も現代における異端者なのかもしれませんが、1千年前にも、2千年前にもあなた方と同じような人々がいたのです。「おっと、その手には乗らないぞ」と1歩前に進み出る者たちが、常にあなた方の歴史には登場しました。しかし歴史というものは、勝利者が書くものだということを忘れないでください。

 

あなた方の世界でもっとも変化の力を持っているのは、母であり女神として知られている愛と深く関わっている「女性的なエネルギー」です。女性性のエネルギーの基盤は、存在する生命を大切にすることであり、長年にわたりあなた方の地球に「育てる」というエネルギーを運んで来ました。今日あなた方の世界は女神のエネルギーに欠けており、それが女性の無力さとなって現れ、女性だけではなく男性も共有している女性性への価値が見失われています。

 


女性は命を運んで来る者であり、出産という体験を通して卵子精子から生命を生み出します。かつて女神のエネルギーを崇拝する異教徒と呼ばれた人々は、2千年前のあの啓蒙の時代に多くの人々に影響を与えました。その文化では、抽象的思考や人間の自然のサイクルに則った生き方が理解されており、時間の概念は直線的なものではなかったのです。しかし直線的な思考が導く男性的な力がこの2千年来の間に強くなり、すべてはつながりがないとするバラバラな考え方が強調されることになりました。

 


男性優位社会が始められるまで、地球には愛のエネルギーが満ちていた

 


そうした直線的思考が支配し始める以前には、すべてが活気に満ちている生命の力が理解されていました。地球の動植物や鉱物は神の霊の現れであり、また空気や火、水だけでなく、人間の目に見えないエーテル次元もエネルギーで満ちているということが理解されていました。「光の家族」が行なう多くの癒しの力と愛の周波数の教えは、その時代に非常にダイナミックなうねりを作り出したのです。そしてこうした知識が人々を自由にしたのですが、一方で自分の持つ本来の力を怖れる人々も多く、彼らは恐怖で満たされていました。

 

当時の権力は「旧世界秩序」であるローマ帝国にありましたが、彼らは「光の家族」を探し出しては処刑したのです。あれから2千年後の今、過去の恐怖を細胞の中に贈り物として抱えながら、あなた方は新たな時代を迎えていますが、同時に全能な人間になることを怖れています。あなた方の歴史は世界の隅々に至るまであらゆる国々において、誰の神が本当か、誰の信条が正しくて、誰が正義なのかといった戦いで満ち満ちています。

 

神は愛であるはずなのに、それとも愛は私たちの外に存在するとでもいうのでしょうか。何が起きたとしてもあなた方の偉大なる解決法は、自分自身を愛することであり、その愛の周波数を外の世界へ送ること、そこから始まるのです。あなた方の歴史には、自由な思考を持ったゆえに処刑された人々もいました。過去には、「地球が宇宙の中心だ。これに反論する者は火刑に処する」というような「真実」が押し付けられる世界だったのです。

 


今日あなた方は、これと同じような現実に直面しています。
あなたは自らのビジョンを拡大させて自らの真実を語り、それを生きる勇気があなたにはありますか? 再び訪れているこうした時代において、自分の心の内から湧き出てくるような真実がこの変化の時代において必要なのです。そのためにはあるがままの自分を選択すればいいと気づくならば、その生き方は納得できるものになるでしょう。

 


あなたは創造主であり、被害者ではありません。
あなた方は欠陥だらけの人間ではないし、ゆえに権威は必要なく、救ってもらう必要もありません。ですから本に書かれているようなことを、丸暗記するようなことは必要ないのです。あなた方に必要なのは自らの意志の力を使うことであり、人生の今という一瞬に咲く素晴らしい花を発見していく学びなのです。

 


あなた方の世界は分離され尽くしており、そうした意味のない生き方が宇宙の市場に出されています。そこにはすべての原罪や罪悪感、地獄や天国も一緒に市場に出されています。あなた方の世界は誰もが、もうこれ以上、生まれ変わって来たくないと思うほどの世界なのです。

 


あなた方がマインドコントロールについていっそう知るようになると、それがあらゆるレベルに影響していることが分かってくるでしょう。自分自身を自ら管理したくないために、あなた方はいとも簡単にマインドコントロールされてしまうということが見えてくるでしょう。なぜなら誰かが考えて決めたことをただ受け入れることを好むだけなら、自分で考える必要はまったくないからです。あなた方は従順であることに慣れきっているので、何をするかを指示されて生きるほうが好きなのです。

 

それはインターネット上でも同じであり、限界のある思考につられてそこに縛られていることに、あなた方はまったく気づいてはいません。あなた方の遺伝子は、テレパシー能力とともに再び配列し直すことができるのですが、そのことにも気づいてはいません。それは簡単なことではないのですが可能なことなのです。

 


今、宇宙からあなた方を目覚めさせるために到来しているエネルギーの波は、この世界に膨大な力を運んでいます。そうした中にあっても、あなた方が自ら自分の力を他人に渡し続けるならば、この世界は今以上にかつてなかったほどに維持が困難になり、巨大で暴虐な政治の下にあなた方人類は暮らすことになるでしょう。今日、そうした暴政は、宇宙にある秘密の植民地とともに実際に存在しています。しかしあなた方は真実のほんの一部しか書かれていない物語だけを与えられているために、この事実に誰も気づいてはいません。

 

 

今、黒いベールのようなものがあなた方の意識を覆ってしまいました。
その黒いベールの暗さは、あなた方多くの人々が生きていくことが本当に怖ろしくなってしまうほど、大きく広がっているのです。そして今、あなた方の肉体は癌やストレスや公害などで満たされています。それというのも、あなた方が長い間恐怖を優先して生きて来たことから、低次元からネガティブなエネルギーを自ら引き寄せているからなのです。そして、そうした低次元の霊はあなたの恐怖を食い物にしています。

 

あなた方は意味のないデータや意味のない生活にすり減らされており、あなた方の鈍い知覚では感知できない寄生虫のようなものや、力を吸い取る吸血鬼などを自分自身に引き寄せているのです。それというのも、あなた方が自分自身本来のバイタリティ(生命力)を追い求めることをしなくなったからです。

 


自分を愛し、自分の価値を認めることが原点

 

人類の皆さん、自分自身を愛し、自らの価値を認めてください、と私たちは何度でもあなた方に呼びかけます。あなた方が前進するに従って、なぜあなた方の文明が崩壊しようとしているのかが理解できるようになります。自分自身を愛してください。そしてあなた方の知覚が変化し始めるにつれて、本来の多次元的な存在であるあなたとあなたの祖先、多次元的な親、あなたのこれまでの生まれ変わりのすべてを含めて、命あるものをすべて敬うような価値観を基盤とした文明を築き上げることができます。

 

そこで、まさに癒しが起きます。
最初、あなた方の世界は一見、バラバラになったように映りますが、再建というものはまさにバラバラの状態から始まるのです。あらゆる物事に架け橋をかけるあなた方に、あなた方の心と心に真実の架け橋を創造する21世紀に、私たちの声はエネルギーを運びます。「どのような真実をあなたが選ぶにしても、それがあなたのものとなってしまうということを忘れないでください」。2千年前、「光の家族」は次のように言いました。「どのようなことであれ、人からしてもらいたいと望むことを人にもしてあげなさい」と。

 


どうか勇気とユーモアを持って挑戦してみてください。
なぜなら、もう一度やってみることができるチャンスが到来しているからです。あなた方の祖先について、あなたの血筋について、そしてあなたを封じ込めている制限について考えてみてください。自分自身を少し、日常生活から外して、時間の彼方から地球を想像してみてください。地球で人類が勝ち取ったことをリストアップするとしたら、何を思いつくでしょうか? ただし、真の勝利というものには、必ず愛のバイブレーションが伴うものなのです。つまり、宇宙の知識のすべてを集めたとしても、「愛の周波数」と比較することはできないのです。

 


人類を支配する一族の系譜


たった一握りの人間たちがあなた方の世界を支配しており、それも長い間そうであったということを、あなた方は知っているでしょうか? 大勢に対して、ほんのわずかの人間が支配してきたのです。太古の昔宇宙から神々が地球にやって来て、人間との間に子孫を残し、地球に一時期滞在した何百年も後に、彼らは地球を去ったのです。彼らが人間との間に残した子孫はブルーブラッド(青い血)と呼ばれ、彼らとの繋がりを持つ独自の血統、「闇の血流」「闇の家族」をスタートさせました。

彼らは自らの血統の足跡を次世代へと伝えるにあたり非常に注意深く、自分たちのバイブレーションを自分たちが支配する人間たちにはめったに広めることはありません。そして自分たちが特別に選ばれた者であることを宣言し、そうしたグループを形成し、世界を秘密裏に乗っ取る秘密結社を結成してきました。なかにはあなた方が知っている人物もいますが、まったく知らない人物も多いのです。

 


彼ら神々が地球へやって来た時に、首相や法王、王様や女王様、そして王子や王女を残して行きました。さらにそれだけでなく、男性優位社会の始まりでもある家父長制度と呼ばれる階級制度も残していったのです。彼らの中には地球という惑星の歴史について非常に詳しい者もおり、非常に長い年月にわたり、地球とコミュニケーションし続けてきた他の存在たちについても実によく知っています。しかし彼らはそうした知識を自分たちだけに保持しています。なぜなら彼らはそのように教育されているからです。

 

神々は完全に去ったわけではありません。
時間というものは彼らにとっては、あなた方とは異なるものです。ですから神々は一見、あなた方のことを忘れてしまったように見えますが、彼らはあなた方のことを決して忘れてはいません。彼らは今、ここにいるのです。だからこそあなた方は、目覚める必要があるのです。



『プレアデス 光の家族』 バーバラ・マーシニアック著 太陽出版