神から人へ ◎謝ること・憎悪の連鎖を断つ◎
神から人へ、人から神へ。
次代に継ぐべき人の心の、尊さ、清さ、潔(いさぎよ)さ。
一度(ひとたび)なくさば、戻すに難し。汚(けが)し、損(そこ)ない、見失う。
人の心は頼りなきもの。永き時間の流れの中で、徐々に培(つちか)い、
育(はぐく)まれ、人の心の奥深く、静かに息づく、伝統の灯(ひ)よ。
絶やすなかれ、消すなかれ。人の誇りは、伝統に、歴史の重みに支えらるもの。
短く儚く移ろうは、軽佻浮薄(けいちょうふはく)の流行(はや)り廃(すた)りよ。
守り、伝えて、受け継ぎてこそ、人は心に誇りを養う。
さにて本日、謝ることの大切さ、心に与える意味を示さむ。
謝ることは、尊きこと。人なればこその行いなり。己のあやまち、非を認め、
そを ことばにて表すは、正しき心の根幹なるもの。非をも認めず、否定して、
そこから逃げるは、卑怯の行い。最も恥ずべき、執着なり。
人はあやまち 犯すもの。罪なき者は一人としてなし。なれどその度(たび)、
悔い、詫びて、己の心を諌(いさ)め、清める。
さにて人は、真(まこと)の勇気、真の強さを鍛えるもの。真の勝利は相対
ならず。真の相手は己なり。己の弱さに打ち克(か)つためには、己の弱さを
受け容れること。人と比(ひ)しての強がりは、虚勢に過ぎぬ、空しき錯覚。
己の弱さ、誤りを、認めることこそ、強さならむ。己の弱さを真摯(しんし)に
見つめ、相手と闘う心を去らば、人は何も恐れるものなし。そこそが真の勝利
ならむ。相手を痛め傷つけど、そは幻の儚き勝利。短き喜び、つかの間の美酒。
謝ることは、負けならず。謝ることばは己を救い、相手の心も慰めむ。
相手の怒り、憎しみを、和(やわ)らげ、安らげ、和(なご)め、鎮めむ。
人には尊き言霊あり。尊き言霊、正しく用いよ。地上の戦い、争いを、
ことばの力で平らげよ。終わらぬ憎悪の連鎖を断つは、真の勇気の言霊のみ。
人に真の知恵あるならば、ことばを正しく、賢(かしこ)く使えよ。
始めに授けし言霊は、人が共に助け合い、仲良く暮らすを促(うなが)すためなり。
今こそ、正しくことばを使い、神の願いを顕(あらわ)せよ。
さにて本日、謝ることの尊さ、ことばの正しき用い方について示したり。
よく読み返し、糧(かて)とせよ。さにて。
神の声を伝える人
ひふみともこさんHP
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大神神社 狭井神社 三輪山の巫女「真理の 御霊」
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