神から人へ◎この世の終わりと始めについて◎
神から人へ。
神から人へ、瞬間の、短かき通信交信。
とらえて写せよ、文字にて紙に。さにて本日何を問うらん。
(この世の終わりと始めについて)
さにて答えは難しき。
何故とあらば、そもまた遥か彼方の昔、
この世の始めというその前の、あの世この世の境もなき頃、
人も命も、生命全てが、現る前のことなれば、語るに難く、
ことばもなければ。この世の始めに地上が作られ、
まずは、人とてなき頃なれば、神は動物植物と、
生命生かせる自然を創り、そこにて生の繁栄祈らる。
なれどいずれも進歩の遅く、変化もなくて過ぎぬれば、
神もこの世を楽園と、神の世界となさんとされて、
ついに人間、魂作らる。
神の願いは、この世に文明、文化栄えて平和な世界。
人は神の代わりとなりて、この世を治めて司り、
さらなる繁栄進化の世界を、地上に移して栄えを増すこと。
なれど、いずれも失敗し、ついにこの世の堕落せり。
人の心も荒廃せるを、立て替え直しの機会と定めて、
この世の汚れを浄めし後に、新たな地上の楽園作らん、
元の始めに戻しなんと、神は経綸勧めて来らる。
なれば、この世の始めに始まり、再び戻りて、輪の始まる如し。
始めと終りは裏表。終りは始まり、始めは終わり。
この世の始めというのも、ある一定の時代の終わり。
神の心に変わりなく、止みぬることのなき如く、
この世は続かん、次元を超えて。その都度次元を高めてゆかん。
神の世界は遥かに高き、無限の次元と聞きしもの。
なれど、許され、知ること適うは、遥かに尊き神のみなれば、
神人、霊人にては、入る能わず、許されぬ。
無限の上昇、昇華の後に、いつか許され、適うなれ、
今のままには入れぬ仕組み。
全知全能の神なれば、次元も操り、不可能なし。
この世の始めを知りたくば、まずは己の生を思えよ。
始めの頃の無邪気な気持ちで溢れし頃を。
親の言葉に素直に応じ、何の心配、憂いもなかりき。
今のこの世は、末世、終末。なれど未来に希望を秘める、
明るき夜明けの前の暗さよ。
十二分にも発達し、円熟、豊熟、爛熟せしを、
ただに腐りて、落ちなんばかり。なれど、落ちなば、
種は散り、さらなる繁栄、実りを広げん。
さなる今の世、末世なれば、心正しく死を迎えなば、
正しくあの世に戻るも可なり。
さなる魂、心の者は、何を恐れん、ためらわん。
神に従い、全てを任せ、次なる世界に生まれるを待てよ。
全ては一つの教えなれ、何を問えども答えは一つ。
ただ一つの魂を浄める、高める、そが勤め。
神に感謝の気持ちを高めて、神の心に近づけん。
ただに伝えん行の尊さ。心の行の必要なること。
今のこの世の人に不足の、心の行と、ことばの浄め。
それのみ果たせよ、残りは短し。
残されし時の寸刻を、惜しみて働け、ことばの浄化に。
さにて終わる。さらに高めよ、問いの中身も。
さにて。
神の声を伝える人
ひふみともこ 著書 「神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP http://wa-hifumi.info/
大神神社 狭井神社 三輪山の巫女「真理の御霊」
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